2011年11月19日土曜日

4人の本屋さんが語る最近の漫画の売れ筋 2011/11/19

19日、日刊サイゾーの記事よりのレポート。

大物タイトルは相変わらず堅調な流れとなっている。少し前ヒットしたと手応えがあったのは花のズボラ飯。最近の流れで言うとコミックフラッパー高杉さん家のおべんとうがヒットに該当するようだ。


アキバ系の書店には、ワンピースなどの大衆漫画を求めるお客はいないとのこと。この系統の書店では、けいおん!、ひだまりスケッチなど、アニメ化された女の子で固めた4コマ漫画タイトルが売れていると書かれている。


ジョジョの奇妙な冒険は作品もさる事ながら、原作者の荒木先生にもブランドがあり、荒木先生を表紙に起用したアキバ文化と関係ないファッション誌SPURでも例外的な売り上げを記録したと語っている。

売り方の視点で各所マンガランキングは売り上げに影響があると考えているようである。旗艦店ではこのマンガがすごい!の影響を無視せず、特設棚を作ったところ上位から下位まで全部売れたそうだ。

特に「このマンガがすごい!2011」 1位に輝いた、進撃の巨人は爆発的な売り上げを記録したと語っている。それとは別に全国書店員が選んだおすすめコミックも売れる切欠になるそうだ。

しかし一方で、ランキングに対して常連さんから「最近つまらないね」などネガティブな意見が聞こえるとのこと。近年のマンガランキングは客層の意思を、うまく汲みきれ取れていない可能性を示唆した。